さね

ノスタルジアのさねのネタバレレビュー・内容・結末

ノスタルジア(1983年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロシア文学の信仰心やほの暗い雰囲気の描写は以前から好みだったけれど、この映画を観てロシア文学を映像化するとこんな感じなのかと凄くしっくりきた。アンドレイ・タルコフスキー監督作品は初めて観たけど同氏の作品は全て観ておきたい。
まず全体を通して映像が私の趣味にどストライク。この映像を観て水に関する作品を作ろうと思ったら嫌でも影響受けてしまうだろってくらい完成してると思う。酔いどれ気分のアンドレイとアンジェラの会話シーンが中でも特に好き。あとシェパードの名演技も素晴らしい。
ストーリーは予め解説やレビューを読んだ上で観たのでなんとか分かった気分になってるけれど、出来れば小説で読みたいなと。蝋燭を消さずに温泉渡れたら世界が救われるなんて馬鹿馬鹿しいけれど、色々と考えさせられるのが芸術だよなと納得しておく。多分そういう作品だよね。
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