ずっと気になっていたタルコフスキー作品に初チャレンジ✨✨
物語を楽しむというよりは、美しいアートの世界に没入する。
高尚過ぎて眠くなるかと思ったけど、見入ってしまって2時間あっという間だった！
ただ理解出来たかと言われたら自信ない😂！！
陰影の黒が美しいカラーシーンに、光の美しいモノクロシーンが交錯する。
カラーもどこか色味を抑えていて、体温が低い。
時折画面に映える、輝くような緑が眩しい✨
抑えた中にうっすらと画面を覆う黄昏色も神々しい✨
こういう黄色を使った映像は初めて観たなぁ✨✨
建造物や部屋の内部を真正面から、かつ横移動のカメラワークが印象的。
単純な動きなのに、逆に奥行きを深く俯瞰できる構図とカメラのマジック✨
こだわり抜かれたであろう、構図はどれも美しくて、ページをめくる度にうっとりする、写真集や絵画集のよう✨✨
壁の歪な凹凸すら、美しくアートに感じてしまう❣️
鳥の羽ばたき、強く降りしきる雨音、雷鳴、静かに広がる水滴の弾ける音、足音。
音楽の変わりに映像を包み込む、生きた音たち🎶
静かな水を讃えた物語に、炎で迎える結末。
言語超えた、映像で伝える思考と感情という概念。
タルコフスキーが「映像の詩人」と呼ばれる所以がなんとなくわかった気がする。
ちょっとした瞑想効果と、神秘的な気持ちに包まれる美しい作品でした。
流れ込むように伝わってくる「何か」を素晴らしい言葉でレビュー出来たらいいのに！それが出来ない、自分の表現力不足のもどかしさ！
もう少し感性レベルを上げてから再チャレンジしたいなぁ〜✨✨
