キム・ミョンミン主演作。2012年製作だけあって、若い、若い。彼は、終始シリアスな熱血漢のような役どころもいいけれど、今回のちょっとひょうきんなキャラを演じさせても上手いです。
韓国に潜入している北側のスパイたちの日常生活から、突如与えられた要人暗殺の指令に従おうとする様を、前半はコミカルに、後半はシリアスに描いていくんだけど、このシリアスモードに入るの転換が、ちょっと唐突過ぎ。
前半が良いテイストを出していただけに、後半部分の強引な展開が勿体ない。中途半端なスパイ同士の恋愛、家族愛ぶっ込んできてるのも面倒臭い。ファイトシーンの立ち回りの振り付けも雑で、キム・ミョンミンの良さが生かし切れていないのが勿体ない。