SANKOU

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーのSANKOUのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

統率力はあるものの、戦闘力ではソーやハルクに劣ると思っていたキャプテンアメリカ。
しかし今作品で、彼はパラシュートなしで上空から海に着水するなど、やはり常人ではないことを十分に思い知らされる。(ハーフマラソンを30分以内で走り切れる自信があるらしい)
そして彼が70年の時をワープした人間だということも。
彼は諜報機関シールドのニックの下で治安維持のために働いているのだが、海賊によって占拠されたシールドの船の人質救助の任務の際、ブラックウィドウが彼も知らされていない任務を同時に遂行していることを知る。
シールドには謎が多い。彼女に任務を依頼したのはニックらしいのだが、彼は「誰も信用するな」とスティーヴに忠告する。
後にシールドに海賊を差し向けたのはニックであることが分かる。
ニックは攻撃を受け、彼の真意も分からないまま、スティーヴもナターシャも反逆罪を問われシールドから狙われることになる。
やがてこの事件の裏に渦巻く巨大な陰謀が姿を現し…。
どれだけ鉄壁に見える組織も、崩れる時は内部からということか。
『アイアンマン3』と『マイティソー ダークワールド』が個人的には期待外れだっただけに、この作品はシンプルに面白かった。
空を自在に滑空するファルコンなどキャラクターも魅力的で、キャプテンアメリカも前作以上の活躍だった。
そして死んだと思われていた思わぬ人物の登場も、ストーリーを盛り上げてくれた。
エンドロールの途中には新たな脅威の存在も明らかになり、『アベンジャーズ』へと繋がる布石になっていた。
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