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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのkasparのレビュー・感想・評価

4.6
「スリザー」という傑作を撮った後に、何故か次が撮れないという長い呪いの後(コケただけやん)、これまた傑作「スーパー」で大復活を遂げたとおもたら、遂にはこんな超大作の監督をするとは!
なんとも感慨深いもんです(なにが?)
そして、マーベルすごいな!
てなわけで、一体どんな奇抜な作品に仕上がるんだ?逆にトゲがなくなってらしくないつまらない作品になるんちゃうの?っと、期待と不安半々で観てみたら、なんだこの大傑作は!
超王道にもかかわらず、らしさが消えることもなく、誰もが楽しめてかつ奥行きもある、歴史的作品に仕上がっとるやん。
この手の映画の定番である親から子への手紙(ラブレター)で映画ははじまる。映画自体が親が子に伝えたい大切なことというフォーマットになってる。
それは、友情、努力、勝利、正義、そしてそれらを包み込む愛情の視線、そこに親と子が個として好きなもの(音楽とか映画とかケビンベーコンとかね)をちりばめることで、全ての人にとって定番の大きなテーマを小さな特別なこととして描く。
誰もが楽しめる映画でありながら、特別な一本になるという素晴らしい構成。
巧すぎてビビるよ、どうしたジェームズガン!?あ、褒めです。
他にも書きたいこと山ほどあるけど、多分いつまでも書いてしまうので、これだけで!
とりあえず、誰にでもオススメできる映画やけど、コノ映画はオレのもんですんで!
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