面白い。何回見ても面白い。ワクワクする。
出来損ないの荒くれ者たちが80年代ヒットに乗せて暴れる。
どこか憎めない奴らが私利私欲で好き勝手してたが、いつのまにかチームとなり、星を救う。
それぞれが過去に影があり、ハッピーな奴らでもないが、だからこそ失う辛さをわかってる。
辛さを嘆いても過去は変わらず、少なくとも今まさに目の前にある危機を乗り越えないと先がないことを知ってる。
ふざけた奴らだが、とんでもなく屈強で、絶望の中に勝手に光を見つける諦めの悪い元気な奴ら。
見た目も話もわかりやすく、ここから初めて見ても全然大丈夫。マーベルの歴史を振り返らなくてもこれだけ見ても面白い。
そして、マーベルの歴史を最後まで見てからここだけ見ても後で見直すと意外な発見もある映画。
キャラも魅力的でロケットとグルートのニヒルな感じと愛嬌が同居してる感じが堪らない。ロケットとザンダー星のノア軍が見知ってる感じとか、ロナンが意外と他のマーベル作品に結構出てくるその立ち位置とか、ヨンドゥとクイルの腐れ縁とか、多くは語ってないが深そうなエピソードがまだまだ眠らせてる感も憎い。