公開時、劇場にて。再鑑賞。
本作の出来不出来はともかく、子供の頃から美術館に通う身としては戦火を乗り切った作品と今日私達が対面できるのは（米軍のおかげだけでなく）守り抜いてくれた人々がいるのだと感謝する反面、失われたマスターピースがあるのだと思うと残念で仕方ない。
なにかの文で読んだだけなのだが、芸術はこの世の存在を越えた美しさや喜怒哀楽の感情やこの世に生を受けたものとして忘れてはならない様々な瞬間を表現したのもとあったように思う。（だいぶうろ覚え）
だからこそ、国境を越えて多くの人々を魅了し引きつける。それは美術館にあるものだけではない。芸術と考えられる全てのものがそうである。こんなネットの隅っこで大きすぎる話であるが、人類が脈々と生をつなぎ、継承してきた文化の証の１つが芸術と言われるものだと思う。
折しも今はあの美しい芸術と文化の都キエフが明日にも壊滅するのではと報じられている日々。もちろん、人命が最優先されるべきであると強く思うが両国軍のなかにも特に🇷🇺軍のなかにも芸術への熱い思いと両国の歴史への敬意を持つ方がいらっしゃいますように。
数年おきに来日していたエルミタージュ美術館展やバレエ団の公演とはしばらくお別れかと思うと残念で仕方ありません。
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