いずぼぺさんの映画レビュー・感想・評価

いずぼぺ

いずぼぺ

映画(1811)
ドラマ(131)
アニメ(0)

湯道(2023年製作の映画)

3.5

湯はマイサンシャイン

お風呂に入りたくなる作品。
いいよなぁ。銭湯。
昔、一人暮らししてた部屋の近所に銭湯があった。まるきん温泉ほど立派でもないし風情もない、よくある街の銭湯だった。予定のない休日に
>>続きを読む

シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

3.7

ささやかな人生

シェイクスピアについては学校で習ったり、代表作の一部を読んだ程度の知識。でも、肖像画とそっくりなケネス・ブラナー≒シェイクスピアにびっくり。
シェイクスピア劇で名を上げたケネス・ブラ
>>続きを読む

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.7

NASAが舞台だけど、科学的知識は全くいりません。

月面着陸はウソって都市伝説をうまく使った上品なラブストーリーでもあるし、月面着陸という人類にとってビッグイベントを支えた数多くの地上チームにスポッ
>>続きを読む

ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.3

抹茶ミルクレープケーキは手間がかかる。

ノッティングヒルに行きたくなる。
監督のこの街への愛情が伝わる。

ストーリーは少しまとまりのないお味。情報を整理したほうがよかったかなぁ。
「80のお菓子で
>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.7

ジェイク・ギレンホール、ごつ!!
サウスポーの時もバキバキだったけど、今度はボクサーじゃなくて総合格闘技のシルエットを作ってきた!
ストーリーはシンプル。ダルトンというキャラを愉しむ作品。そして、イカ
>>続きを読む

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.6

1960年代にボストンで連続して発生した絞殺事件の謎を二人の女性新聞記者が調査、考察していく。
事件そのものは犯人が自白により逮捕され、一旦解決となっているが、作中にも描かれていた点において後年冤罪説
>>続きを読む

ナルヴィク(2022年製作の映画)

3.6

二次大戦時、中立を試みたノルウェー。
しかし、その中立は英仏同盟軍と対するナチス・ドイツ軍の思惑に振り回されなし崩しにされドイツ軍に侵攻され占領されてしまう。
1940年にそのきっかけのひとつになった
>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

この監督の作品「チワワ」、「フロリダ•プロジェクト」と観てきて3作目。つくづく「アメリカでみるアメリカンドリーム」ってなんだろうと思う。
本作の主人公マイキーは所謂「クズ」である。大言壮語(でもない)
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

音が生々しい。
先日観た「ルックバック」と同様、観客に媚びない表現の仕方がよい。
これ、アニメーションやからできるんやろな。
うん。これはいい。


118-7

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.7

これはドキュメンタリー??
おじいちゃま素敵すぎるんですけど。
これ、ドラマ化して世界中のシニアコミュニティの事件を解決してほしいな。
「やることある方がいい!」とか
素敵な男性に恋をするとか、その告
>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

なんにも予備知識なく、たまたまスケジュールが合ったので観ることにした。
観終わって時計を観て1時間しか尺がなかったことを知った。
時々、3時間の作品が体感90分ってことはあるけどこの作品が1時間しかな
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.8

遅すぎたのか、早すぎたのか

技術ってのは使う人によって、宝にもなるしクズにもなる。開発者が望んでもいない使用法や負の効果は、いつの時代にも繰り返されてきた。また技術は常に利権と結びつくため、開発者が
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.4

途中でなんか見たことあるかもーと気付いた。うん、観たことあるわ。 
画面酔いしちゃいそうな撮影法と不安をあおる絶叫セリフで「ハカイシャ」と対峙する。
NYの地図見ながら観ればよかった。
118-4

ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

3.6

ソダーバーグ監督が豪華キャストでタックスヘイブンについての仕組みとリスクを説明してくれた。テンポも良くてサクッと観たんだけど、ナルホド感が得れなくてホントスミマセン。
118-3

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.6

The Voice

御本人の歌声が使用されているとのこと。
スーパーボウルの国歌斉唱はフルバージョンで聴きたかったな。他所の国の国歌だけどトリハダものでしたよ。
黒人女性歌手のカテゴリーを越えたスー
>>続きを読む

ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

3.7

優しさはあらゆる徳の中で最も自分本位なものだ

ポンコツのバンに住んでる女性と劇作家のほぼ実話なストーリー。
主演マギー・スミスを軸に英国作品では常連の俳優たちがちょこちょこと出てきて楽しい。
これと
>>続きを読む

ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.7

1人を救うものは世界を救う

ナチス支配下のベルリンで東方移送、ユダヤ人掃討作戦から逃れ潜伏生活をしたユダヤ人7000人。終戦時1500人が生存していたとか。
その潜伏生活はユダヤコミュニティだけでは
>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.7

電話だよ

ホラーっぽい展開なんだけど、ジュブナイル感が…。なんか懐かしい展開。好きだわ、この展開。
で、みりおさんのレビュー読んで納得。
原作、そういうことなのね。

フィニー役の男の子、好演ですね
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.3

ごめん、なんか聞き逃すか見逃すかしたんかな…。
さっぱりわからんかった。

ジョナサン・グロフの歌声がちょっと聴けてよかった♪

118

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

ホラーとしてはあんまり怖くないんだけど、バディものとしてエモい。
ちょっとインディ・ジョーンズみたいな謎解き冒険要素もあるので楽しい。
ぜひ、続編お願いいたします。
ラッセル・クロウのでっかい身体がち
>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

子猫がいっぱい♥
いや、猫ちゃうねんけどな。
それなりに楽しいんだけど、これってところもなくて。
カマラちゃん一家が好きなので、そこは楽しかったかな。

116

氷がすべてを隔てても(2022年製作の映画)

3.4

⚠愛犬家諸氏は視聴にご注意ください。

デンマークがグリーンランドの領有権の主張を確たるものにするため奥地の探検遠征隊を派遣。困難な任務を遂行するために、奥地へ奥地へと旅をするアイナー隊長とアイバー。
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

死のうとしない男 シス
ソ連兵を300人殺したひとり特殊部隊。

とにかく強い。とにかく死なない。
とにかく喋らない。

どのチャプターもダレることなく展開し
後半の「Kill'Em All」の頃には
>>続きを読む

マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.7

小さき者の反逆

純粋に児童文学として面白いし、物語の構図を世界情勢に当てはめてみてもおもしろい。
おすすめは純粋にマチルダとレジスタンスを楽しむこと。前作よりもお友達のシーンが多いので学校ぽさがアッ
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.9

その人、一人でなかったらいいね

結局のところ、人は誰にも明かすことのできない嗜好があるのだと思う。そしてそれは説明できない類のものであることが多い。
わかってほしいのだけど、わかったふりはしてほしく
>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

3.8

主役、馬。優しさのリレーでおこる奇跡。

信じる力、弱きものへの優しさは戦争という場面においては邪魔なものなのかもしれない。でも奇跡は一番尊いものから生まれてくるのではないだろうか。

多くの戦馬たち
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

人種問題、介護問題、LGBT+Q、兄弟間格差諸々を何かとブラックに、シニカルに描いているのだが脚本の妙で押し付けがましくない。

うまく説明できないけど、アメリカのリベラルちょいインテリ白人のメタ認知
>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

1942年ヴァンゼー会議をアイヒマン親衛隊中佐の議事録をもとに再現していると聞く。

議題は「ユダヤ人問題の最終解決」。
準備万端で粛々と会議は進行する。この時点でナチスドイツは西部戦線がフランスを制
>>続きを読む

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

3.6

「あの日」のことを知らなかったので、よい学びになりました。
ガンディーの塩の行進から影響を受けた非暴力の行進を企画、運営したラスティン。
知らんかった!
ゴミ拾いって大事よね。
コールマン・ドミンゴっ
>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.6

評決を買う

陪審員制度をぼんやりとしか理解していないので、本作の「キモ」がふわっとしたスリルとしてしか伝わらなかったのかも。
もう少しアメリカの司法制度を理解していればおもしろかったのかなぁ。

>>続きを読む

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.5

2010年は雇用側がオンラインで解雇宣告しようとしてたのね。2024年の今は労働者側が代行サービスで退職宣言しちゃってるわよ。
どっちも世知辛いわね。

個人的にはあんまりハマらない話で、アナ・ケンド
>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.6

それでも彼女が歌う理由

この作品を観る前に、先月NHKの「映像エフェクト」が「奇妙な果実とビリー・ホリデイ」を取り上げていた回を観た。
「ビリー・ホリデイと奇妙な果実」VS米合衆国を整理してくれてい
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

帰る場所

親なく居場所もなく身一つで彷徨う少年にとっては、なすべきことがわかりやすくてわかりやすく評価してくれる反社の下部組織は親和性が高かっただろう。疑似家族のような、互助組織のような帰属感が根付
>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

3.8

彼の毎日はまた続いていく。

これが長編作品だと、ストーリーの一部にすぎなかった部分。なんだったらここからストーリーが始まるのかもしれない。
本作では彼の毎日が続いていくだろうという予測で観客は観終わ
>>続きを読む

小さな修理屋(2021年製作の映画)

3.6

俺たちの歳になるとわかる

残り30分を過ぎても幼馴染うだつの上がらないおっさん3人のグダグダなトークと無駄なケンカしかなくって、ヤバいこのまま終わるのか…とソワソワしちゃったけど皆さん頑張って最後ま
>>続きを読む

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.6

なんだろう、このジワジワくる感じ。
オチがいい。しかし、どういいのか言語化できない。(単に能力不足)

これを観てから今日一日無意味に手をこすってた。ひとりプレイバック。
語りあいたくなる作品やな!
>>続きを読む