ウガチャンムービーログ

死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実のウガチャンムービーログのレビュー・感想・評価

3.6
人間の生と死に関する様々な問題を内包したUーNEXT独占社会派ドラマである。作品の中で特筆すべきポイントは、患者の家族からの否定的な意見は皆無であり、ほぼ在宅介護であるという点である。
その理由を表立って声に出せない所に、問題の本質があるのだろう。
アメリカの場合、宗教的要素が大きいのだが、もし宗教の戒律教義の中に「死を臨む末期患者の意志は尊重されなければならない」等の文言があったら、状況はどの様になるのであろうか。