死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実の作品情報・感想・評価・動画配信

「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」に投稿された感想・評価

前にNHKの番組でこの手の内容のドキュメンタリーを見たのを思い出した。
ただきついだけで生きている状態を続けるためだけの延命措置なんて、自分もされたら嫌やなあ。
私は尊厳死肯定派です。

死の直前の苦しみは相当なものだと想像します。日本でも合法化されてほしいものです。
引き続きアルパチーノ追っかけて鑑賞
これははまり役でした✨

私は尊厳死は絶対アリだと思う。

何度か手術後の苦しさを体験したことがあるが、あれは2日もすれば和らぐことがわかっていたから耐えられた。

あの苦痛が癒えることなく永遠と続くとしたら、絶望以外のなにもない。

もちろん尊厳死にはいろいろ問題はある。

でも、日々を絶望のうちに過ごさなければいけない人々への《医療サービス》として法的に認められる日が来ることを願う。

その日が来る前に、もし私がそういう状況になったら、「オランダに連れて行ってね」と旦那と息子には伝えてある🇳🇱
安楽死の話。
医療と人権と法律の話なので、安易に言及することはとてもできない。
人は自らの意思で生まれることもできず、自らの意志で亡くなることもできないことがほとんどだ。命の終い方は己の健康と運命と道徳に任されており、それを選択することが社会的に、現実的にできない、非常に曖昧な世の中になっている。
世界一イケメンのアダムドライバーが痛ましい姿で一瞬出る。
ぬ

ぬの感想・評価

4.0
延命に苦しむ自身の母の悲惨な最期に打ちひしがれ、患者の尊厳を守る安楽死を請け負うことに人生をかけ、130人以上の患者の尊厳死を叶えた実在の医師の物語。
ヘヴィーなテーマと、アル・パチーノのドアップのカバーとタイトルでマッドドクター的なホラーと勘違いしちゃう人もいそうだが、尊厳死について今一度考えさせられる非常に真面目なテーマの作品。
実在したご本人の情報を知らず観たので、主人公ジャックのユーモラスな人柄や、情熱的で野心的、好戦的な性格がとても意外だった。
刑務所行きは望むところだというくらい、尊厳死にかける並々ならぬ情熱が単純にすごすぎると思ったし、そう思うほどお母さんの最期がつらかったのか、と…

裁判のときにジャックが「もしも収監されたら食事を拒否する。私が食事を拒否すると知っていても収監するということは、自殺の片棒を担ぐことになる。」という旨の発言をしていて、たしかに自殺幇助の定義とか線引をするのって、めちゃくちゃ難しいと思った。
なにをもって幇助とするのか、助けを求めている患者の痛みや苦痛からの開放を手助けするのは治療行為の一環ではないのか、自分の意思で自分の最期を決めるのは人としての権利ではないのか、など、この作品の中の問いに自分なりの答えを出すのはなかなか時間がかかりそうだ。
司法としての答えは、私には納得行かないものだった。

おじいちゃんになったアル・パチーノがイケてたし、ジャック本人の写真を見たら割と似ていた。
ジャックの意志に賛同し、サポートしていたジャネット・グッドという女性についてもとても気になった。
作中の描き方だと、市民権運動にも参加していたようだった。

この映画をみると、尊厳死について考えざるを得ない。
正直なところ、その感情が道徳的に正しいか正しくないかは置いておいて、私は個人的に、ジャックのような医者がいてくれたほうが心強い。
人生の幕引きである死に方を選ぶことは、生き方を選ぶことでもあり、その逆でもあるのではないかな…
まず、高額な医療費や、削られていく福祉や、珍しい症例の病の治療・薬の開発のための資金が不足しがちなことなどの問題含め、自ら命をたつという選択を選ばざる負えない状況をできるだけ生み出さない社会を目指していくべきだ、というのは大前提として…
本当に「痛み」というのは厄介で、作中に出てくる尊厳死を強く望む患者たちのように、毎日毎時間毎秒、強制的に苦痛と向き合い、一刻も早く今のこの痛みや苦しみから解放されたい、という気持ちを抱き、それを叶えてほしいと願うことは、誰にも責められないと思う。
(私は本当に痛みに弱いので、親知らずの抜歯失敗して2日入院したときですら、泣きながら、この痛みがこれからもずっと続くなら…と頭をよぎった…それと同時に医療用大麻早く合法化されてくれと切実に思ったし、もしめっちゃくちゃ苦痛を伴う病にかかったとき、苦しみ続けるくらいなら延命よりも痛みからの開放を選ぶと思った。もし私にもっと生きて欲しい人がいたとしても、申し訳ないが自分のために終わらせたい。痛みにすべてが支配される感覚、怖かった…)

作風や人物像はかなり異なるが、イギリスで人工中絶が違法であった時代に、こっそりと民間で中絶を行っていた女性を描いた『ヴェラ・ドレイク』という作品に通じるものを感じた。
(アメリカでは判決が逆戻りしたなんて…ハァ)
無関係な人の目には「冷酷な殺人」に映っても、一方で本人や遺族にとっては「慈悲のある救済」だというケースが、事実としてあるという現実…
すし郎

すし郎の感想・評価

3.9
アルパチーノの覇気で作品が引き締まっている感。

安楽死の是非を問う社会的作品であり、実話が基に。

自殺幇助で有罪になる場合に、「ムショの中での飯は一切食わん!つまり裁判官よ、貴様は私の自殺を幇助することになるぞ」的なセリフ。自殺幇助のラインがどこまでかによるけど、かなりのカウンター。

難病で治療法が見つからず、死ぬまで苦しい痛みに耐えながら生きるより、そうでない方を選ぶという人もいる事実。その人の選択を拒否し、生かす意味はどこへやら、と。
憲法的に、宗教的にアウトと言ってる場合なのかなと、個人的に思ってしまうのですが、。
Sophie

Sophieの感想・評価

3.8
始めの方で次々実行されるので、あれ、アメリカいいんだっけ?と思ってしまった。今ではいくつかの州で合法らしい。
アルパチーノの存在感。
実在の老ドクターを魅力的に演じていた。
ほんと素晴らしいなー。

死については考える部分はあるし、実話に基づくということで説得力があり、物語としても興味深かった。

「死を処方する男」なんてちょっと怖い邦題だけど、ジャックは飾らないチャーミングなおじいさんだし、彼を支える姉や弁護士など周りの人達も明るく支援していて、重いテーマなのに楽しい雰囲気さえあるのが良かった。

安楽死、尊厳死について訴えるジャック・ケヴォーキアンの切実な思いには共感する。
そして自ら死を選ぶ人にも共感する。

というか、正式に安楽死を選択できない世界の方が非情だと思うし、それに関して議論することを放棄していて思考停止なんだと思う。

最高裁ではボロボロだったけど、ちゃんと皆んなで考えてほしかったんだろうし、法は簡単に変えられないけど、一石を投じたのは確か。

法で認められてないから、以上…で終わらせず、やり方は過激だったかもしれないが信念を持って行動できる人はやはり尊敬する。

実際、そろそろ安楽死に関しては選択できるようにして、その基準とか手順に不備がないように法を整備する方が理にかなってるんじゃないだろうか…なんて思った。
人間の生と死に関する様々な問題を内包したUーNEXT独占社会派ドラマである。作品の中で特筆すべきポイントは、患者の家族からの否定的な意見は皆無であり、ほぼ在宅介護であるという点である。
その理由を表立って声に出せない所に、問題の本質があるのだろう。
アメリカの場合、宗教的要素が大きいのだが、もし宗教の戒律教義の中に「死を臨む末期患者の意志は尊重されなければならない」等の文言があったら、状況はどの様になるのであろうか。
黒猫

黒猫の感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『ミシガン州の医師ジャック・ケヴォーキアンは、病気や症状により苦しみ、死を選びたいと希望する人々が、宗教上の考え方により、尊厳死を選択できない事に対して、医師が幇助できるよう提案、姉や友人たちの協力を得ながら、行動に移し始めるのですが…』



このレビューでは、尊厳死について書きます。
気になさる方は、ご覧にならないよう、お願いいたします。



病気や怪我により、生きていても苦しみしか無い…
そういった方々に対して、ジャックは、尊厳死の選択がアメリカではない事に対して異を唱えます。
ヨーロッパでは、尊厳死について、認められている国があると気付き、尊厳死に手を貸す医師として、130人の方々の時に関わった実話ベースの作品です。


ジャックが活動を開始したのが1987年。自作の装置を開発したのが2年後の1989年でした。それ以降、1998年までに、130人の患者の尊厳死に立ち合いました。


尊厳死について、少しネットで調べてみました。
1940年 スイスが法律を整備されています。この映画では、オランダではもう始まっているというセリフが冒頭にアルさんが語っていました。
2000年代に入って、アメリカでも、州によっては認めており、2010年に入ると、カナダやオーストラリアでも認められました。
世界的に進んできています。


この映画の中で、ジャックが尊厳死を進めることを決意していた方々の共通点として、本人が、病気や怪我等で、苦しくてどうしようもない状況である事と、家族がそのことを認めている事でした。
他にも様々な取り決めを設けていたと思います。
そして、相当の覚悟と決意を持って活動していた事が、アルさんの演技から伝わってきました。

本人の意思だけでなく、残され、そこからも生きていく家族・親族の意思を丁寧に描かれていたのが印象的でした。


wiki情報ですが、2007年、ジャックは、仮釈放後、尊厳死・安楽死の啓蒙活動を続けますが、自殺幇助は行わなかったそうです。



アルさんのジャケ写に釣られて、U-NEXTに入ったら観ようと思っていた作品。この映画を観て、尊厳死を考えるきっかけになりました。観てよかったです。
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