イチロヲ

団鬼六 縄化粧のイチロヲのレビュー・感想・評価

団鬼六 縄化粧(1978年製作の映画)
4.0
性倒錯者である学友夫婦(中島葵&高橋明)に感化された夫人(谷ナオミ)が、倦怠を回避するための性生活を探求していく。夫婦の営みの多様性を語っている、日活ロマンポルノ。

性の求道者となった妻が、夫(山田克朗)を巻き込みながら、刺激的な性生活を模索していく。ドラマはシリアス調に展開するのだが、「他人の性生活を傍から見ると笑いに転換される」の法則により、笑いのツボが点在している。

注目すべき点は、調教する側とされる側の両者が「超真剣にプレイしている」ということ。両夫婦を交えたスワッピングが、黒魔術の儀式のようになる展開が最高潮だが、ここでは夫婦そろって犬の首輪を買いに行くシーンがあると良かったかも。

両腕を梁に縛り付けるプレイでは、スベスベの脇の下を拝むことが可能。映像からフェロモンが実際に出てきているような錯覚がする。これぞ、フェロモンの4DX映画。犬に成りきり「ワンワン」と吠えまくる、谷ナオミ萌えを堪能することもできる。
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