タイトルに偽りなしの二部構成による極悪残虐叙情絵巻。
第一部にタイトルの牛裂きの刑が出てくるが、そこに至るまで精神的いたぶりが続き、鑑賞する側にどんよりした気持ちを強制的に提供してくれます。
そしてきちんと見せてくれる牛裂きの刑(ここでパンチライン炸裂)を経て更に最悪な気持ちにさせてくれるラスト。水戸黄門も遠山の金さんも暴れん坊将軍もいない無慈悲っぷり。
第二部は第一部でのどんよりした気持ちを拓ボンの卓越した演技が軽やかな気にさせてくれるが、えぐいとこはやっぱり極悪。
ラストの画が個人的にはより陰惨に感じてしまった。
人生幸せ過ぎて少しブレーキかけたい人にオススメします。
