芸術家で夫婦の篠原有司男さんと乃り子さんのドキュメンタリー。
有司男さんは「オラー‼︎」とエネルギッシュで体当たりな作風。
一方、乃り子さんは寡黙さの中で、有司男さんへ抱いた烈しい感情を筆に込めて描く。
有司男さんは少年のようでもあり、時々この2人には母と子のような間柄に見える瞬間もあったかな。
広大なキャンバスにパンチを打ち込み続ける姿はまさに有司男さんの人生そのものを見ているよう。
彼の魅力は作品に生き生きと鮮やかに転写されていて、
そしてこのドキュメンタリー映像にさえ彼の魂が宿ってしまったようにも感じました。
