スキピオ

鑑定士と顔のない依頼人のスキピオのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.5
"人間の感情は芸術品と同じ、どんなものでも偽造ができる。本物と見分けがつかないくらいに巧みに嘘をつく"

老齢にさしかかった凄腕鑑定士の元に、顔を見せない謎の女性からの美術品鑑定の仕事が舞い込み、男が仕事を進めていくと彼女の正体が気になって仕方なくなり…という話。美しく品のある撮影・美術とともにわりと「甘め」に話が進んで、なんだほっこり系かと油断していたらバッサリいかれました。たしかに伏線はあったな。

ミステリー要素が好きな人はネタバレしてる感想も多いので、予備知識なしでどうぞ。