あみだくじ

鑑定士と顔のない依頼人のあみだくじのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.5
 どんでん返し映画。と書いたら多分分かってしまうかもしれないが。
 主人公は著名な鑑定士。てっきりいい人なのかと思いきや、結構な悪。作品を贋作とか色々理由をつけ、安く自分の相棒に買わせ、自分の物にする。しかも、その相棒は画家だったらしいが、主人公は公には認めず、犯罪の相棒に仕立て上げたよう。そんな時に、姿を見せない若い女性の依頼人が。どうしても気になる。その上、彼の興味を引く作品が彼女の家の中にあちらこちらに散らばっている。って凄い。興味を持つ要素が満載。
 ジェフリー・ラッシュ演じる鑑定士。さすがとしか言いようがないいい雰囲気を出していた。仕事できます、でも裏では悪い事してます。いやぁ、彼(鑑定士)の集めてる作品。女性の肖像画ばかりで、それを眺めてる姿がやはり、ちょっとキモい。失礼。それも伏線なのかなぁ、と。
 相棒役のドナルド・サザーランドも、出るたんびに伏線張りまくってるし(見終わった後に分かったんだけど)。
 終わり方はとても可哀想だけど、やっぱり他人に取った行動は、自分に返ってくるんだよね、とつくづく思う作品だった。
あみだくじ

あみだくじ