KT

鑑定士と顔のない依頼人のKTのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットのイメージより
アクティブな鑑定士だった。

初老の彼にやって来た春
いい大人なのに直ぐムキになる感じが
もう恋でしたね。転がされまくり。

中盤 これは…グルで騙されてない?
あ…やっぱりって思ったけど
全編通して惹き込まれて面白かった。
一緒に覗いてる気分になったし。

ジェフリー・ラッシュの話し方が
落ち着いていて品があって心地いい

何でも知っていそうな紳士なのに
異性を知らなくて 
畏怖の念さえ感じていたんだね。

あの部屋は 彼の聖域は
…正直引く(笑)圧巻の女性画たち
怖すぎるw

性愛を体験させてくれた女神の
思い出と生きていくのだろうか
悔しいというよりか
なんかずっと品がある作品だった。

雑な騙し方ではなくて
重度の潔癖症である彼と共感出来るような
病が有る設定で猜疑心の強い彼の
関心をしっかり惹いて落としている
かなり賢い。

あの小さな女性が本物の管理人の
クレアだったけど
もし彼女とコミュニケーションとってれば
回避出来たかも?

…いやヴァージルはそれでも
騙されてたなきっと。
KT

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