ひどい……。ひどすぎるで……。
ジャケットが安っちいからなんとなくパスしててやっと鑑賞🎥 そしたら全然安っちくなかった……。
美術鑑定士として成功していたヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)のもとに、"顔のない依頼人"クレア(シルヴィア・フークス)から鑑定の依頼が届く。なかなか姿を現さず心を開かないクレアに共通点を見出していくヴァージルは、機械職人ロバート(ジム・スタージェス)のアドバイスも受けて、次第に惹かれていくが……。
いわゆるどんでん返しが待ってる。しかも最悪の。今まで観たどんでん返しの映画でこんなにむごいのあるかよって感じ。笑
そんなに前情報を入れずに観るべきですな。2回目観ると全く印象が変わる映画。ラストの出し抜き方はデヴィッド・フィンチャー監督の『ゲーム』のような手触り。『ゲーム』のラストには腹立ち過ぎて怒りのスコア1.0やねんけど、この『鑑定士と顔のない依頼人』は違った。あまりにも鮮やか。途中まで「ほんでこの映画ってラブストーリーやったんか」と思ってた。笑
個人的にはギリッギリハッピーエンドやった気がする。笑 鑑定士と成功して、年老いた主人公ヴァージルにとって1番必要やったのは、ありあまる富と名声じゃなくて、愛情やと思うから…。それが例え"贋作"やったとしても…。
これ初見で見抜ける人とかおるんかってぐらい自然な映画でしたワ。