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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常の708のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

普段は一次産業とは直接の接点を持たず生きている人間ながら、この映画を通じて多くの人に林業が知られれば良いなと思った。(実態は産業としても村社会としても、より高齢化が激しいと思われ、作中に描かれている以上に問題を抱えていそうだが。)

主人公がスローライフ研究会を追い返すシーンが良かった。頭では林業のおかげで我々の生活があると分かっていても、感覚的には馴染みが薄い。現場の日常を非日常として楽しむやり方は、現場へのリスペクトに欠けるものかもしれない。

ラストは電車で手を振って終わりかな、それもありだな(電車で折り返すシーンは蛇足かも)と思っていたが、エンディング後の演出が素敵だった。

緑の研修のはじめ、集会している場所の2階の手すりにヘビトンボが歩いていて自然が豊かであることを表す演出として面白かった。ただし、けんじくんが行方不明になる前にタマムシが飛んでいたが、春先にはタマムシはいないと思う。
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