犯罪組織ヒドラの暗躍を阻止したアベンジャーズにあって、戦いの最中で強化人間スカーレット・ウィッチの超能力で見せられたチーム全滅の予知に危機感を抱くトニー・スターク。彼が始動した自動平和維持システム構築「ウルトロン計画」により生まれた、人類こそ悪と見做し暴走するAIと対峙するアベンジャーズの面々を描くSF映画です。
シリーズ二回目のアッセンブルが披露される、視聴前からファンの心をうずかせる作品で、冒頭から披露するヒーローたちが入り乱れるフルマックスのアクションでファンの期待を裏切りません。大人の事情から困難と思われたX-MENのキャラふたりも参戦するなど見所は豊富で観る者の興奮を冷ますことなくハイテンションのまま展開します。
途中には意見の対立からのヒーロー同士の夢の対決を挟むなどサービス精神旺盛なことこの上なし。最強AIにも関わらず相変わらず敵の魅力とスケールがヒーロー達の活躍によって霞みまくりなのはこの人気シリーズでは数少ない弱点ですが、後のシリーズにおける展開の布石となる描写も数多く現れて、見返す程に魅力の増していく一作です。
