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進撃の巨人 ATTACK ON TITANのKUBOのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)
2.9
実に評判の悪い「進撃の巨人」を、なんというか義務感から、やっと見てきました。

封切りからこれだけたってしまうと、なぜ不評なのかを考えながら見てしまうわけですが、まずあの巨人が人を喰らう描写を実写特撮でやっちゃったら、気持ち悪すぎちゃったってことがひとつだろうね。これがR指定じゃなくてPG-12っていうのはゆる過ぎでしょう。まさに地獄絵図。夢に見るほどのおぞましさですね。特撮ファンとしては、これはこれで素晴らしいと思いつつ、「この巨人の役をしたおじさん、おばさんたちは、将来語り草になるほどの恥ずかしさだな」と思いながら見てました。

次にキャラクターですが、リヴァイを排して代わりに史上最強の男シキシマなんてキャラを長谷川博己がやってるけど、原作のエレンとミカサとアルミンの関係性までいじっちゃったのはどうかなぁ? 映画化なんだから変えたっていいけど、物語の核になるこの3人の関係は変えちゃダメでしょ。で、変えて魅力的ならいいけど、そうでもない。

「GANTZ」のときもそうだったけど、完結してない作品を映画化することの難しさ。後編もまた義務感から見るだろうけど、怒らない程度の着地点で収めてほしいなぁ。
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