Jun

ロボコップのJunのレビュー・感想・評価

ロボコップ(2014年製作の映画)
3.5
オリジナル版と比べると随分とルックスも作風もスマートになった印象のリブート版。特徴的だった暴力描写や残虐性は影を潜め、脚本はより家族愛が強調されたものになっているが、ノートン博士がマーフィを救出に向かうまでの展開は些か平坦で面白味に欠ける。ポール・ヴァーホーヴェン監督作も決して完璧ではなかったけれど、あの歪で突出した映像表現と重層的なテーマの組み合わせはとても魅力的に映った。求めていたものとのズレが明確に感じられた分、オリジナルと同じメインテーマのフレーズが虚しく響く。

それでも旧3部作でポンコツぶりを発揮していた愛すべきED209(オリジナルより図体がかなり大きくなってない?)が機敏に動き回る姿が見れたのは嬉しく思う。
Jun

Jun