ヨスミ

捨てがたき人々のヨスミのレビュー・感想・評価

捨てがたき人々(2012年製作の映画)
1.5
素晴らしい!最高に最低の屑を演じきった大森南朋さんが!

役作りで乳首にピアス穴開けるちゃう系芸能人で有名(ではない)な大森南朋がまたまた体張って役作りに挑んでたって感じです。もうね、体付きが「ぶよぶよ」で醜いのなんの!不潔!最高!
また目線の使い方が粘っこいんですよ。やらしいんですよ。濡場というか大森南朋が出てるためにR18指定なんじゃないかとかね。

ストーリーに関しては冗長で退屈極まりない。男×女、キリスト教(的新興宗教)×仏教、理性×本能、生×死etcが絡みに絡んで結局全部が薄っぺらくなったって感じ。三輪ひとみの顔の痣とか大森南朋の過去とかもっと強調して欲しかった。
私の中の最高は、開始5分の不動産屋さんの言葉「蜂くんが死んでらー。かっわいそー」に対応する大森南朋の澱んだ瞳。志賀直哉の「城之崎にて」のあの歪んだ死生観を思い出した。

五島列島の景色が綺麗で良かった。
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