風来坊

アンダーテイカー 葬る男と4つの事件の風来坊のレビュー・感想・評価

2.5
クリスマスを目前に控えたロサンゼルスの街を舞台に、各自心に傷を抱えた4人の孤独な男女の人生が交錯する群像ドラマ。

これもパッケージと邦題詐欺…。明るい物語でもミステリーでも無く、孤独と悲しみを抱えた4人の男女の群像ドラマです。「ファンタスティックビースト」でスターとなったエディ・レッドメインの売れる前の出演作で売れっ子になったから、慌てて過去作を商品化した結果このようなチグハグなパッケージと邦題になったと思われます。

そもそもがエディ・レッドメインは主演でなく、ジェシカ・ビール、レイ・リオッタ、フォレスト・ウィティカー、パトリック・スウェイジという名の知れた俳優達に混じるという感じ。なんか印象としてはイニャリトゥ監督が撮りそうな映画で影響を受けたのかと思う。

人間孤独な時はほんの少しでも人にすがりたいと思う気持ちは分かるが、他人に引き金を引いて貰うのは違う気がする…。人に迷惑をかけない死に方なんてないけどさ…。最後は綺麗に纏めたつもりだろうけど納得出来んなぁ…。

他の3人はまだ希望があるけど、1人はツラすぎ…格差ありすぎで現代の格差社会を現しているのか?私にとってはセクシーダンスを披露するジェシカ・ビールがだけが痛烈に印象に残った映画でしたが、人生模様が交差する群像ドラマが得意の方は感じ方が違うと思います。
風来坊

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