前回のアニマルパニック回で、今回の新シリーズの印象が｢ちょいコワすぎ｣になってしまった感が否めません…しかし、今回は冒頭から、いつもと違う感じで、ちょっと不気味なぐらい静かに始まって面食らいました。
"人ならざる者"に恋してしまった無職オジサン・櫻井の物語。櫻井を演じた水澤紳吾の挙動不審ぶりが良くて、何言ってるか聞き取りづらいところも含めて上手かった。
恋愛回にはなりますが、かなり狂った回でもありました。櫻井の一途すぎる愛もそうですが、あの落ち着け方に｢本当にこれで良かったのか｣と思わずにいられない。
櫻井主演の物語として静かなまま進んでも良かったかな。正直今回、別にコワすぎクルーいなくてもいいかなとは思いました。工藤の｢このドM野郎！💢｣とか｢(櫻井の手紙読んで)きもちわりー｣とか、品のない野蛮発言は工藤らしさ爆発でいいとは思うのですが、今回の空気にはちょっと合っておらず悪い意味で異物にしか見えなかった。
工藤よ、もっと得たいの知れない凶悪な奴と戦ってくれよ！！前回のコックリさんや今回の蛇女、櫻井もそうですが、彼らは工藤が牙をむくような相手ではないです。見てて彼らが不憫だし、工藤がやっぱり邪魔にみえる。もっと凶悪かつ強力な"人ならざるもの"との対決がみたいです。
…というわけで、劇場版最新作での挽回ぶりを楽しみにしとります！キャッチフレーズの｢逃げろ｣の文字を見てから、今回のターゲットが相当えげつない奴であると感じてワクワクが止まりません！
