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ウィンチェスター銃'73の方眼のレビュー・感想・評価

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)
4.1
1950年”Winchester '73”。刀剣に翻案して三隅研次が撮っててもおかしくない西部活劇。ドッジシティで独立記念日の射撃コンテストの景品として出された、西部を征服した銃ウィンチェスターM1873。カッコいい模様が刻印されている。優勝者リン(切手を撃ち抜くワンカット撮影!)→ナゾの悪者ダッチ・ヘンリー(待ち伏せ)→商人ラモント(フルハウスと4カード)→シャイアン族長(襲撃)→ウィルクス軍曹(男前だから)→スティーブ(2番候補)→ウェイコ(コーヒーを淹れて)→ダッチ(酒場とピアノ)→リンへと銃は巡る。回転するストーリーが面白く、脚本が人物造形を補強。カメラは情景をワンカットでスマートに説明し、脇役の動きや目線で画面が豊かに(コンテスト、ポーカー、酒場)。相棒ハイ・スペード、この友人一人で幸せな人生だ。確かに。
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