ふふみ

アデル、ブルーは熱い色のふふみのネタバレレビュー・内容・結末

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと過激な青春ものと高を括っていたから、最初は“ながら見”していたけど、中盤から一時も目を離したくなくなった。
二人の女優には見てる側を強く惹きつける引力がある。
アデルの表情は台詞が必要ないと思えるくらい感情が溢れ、恋する瞳は芝居とは思えないほど情熱的だった。
エマはなんといってもセクシーでチャーミング。特にアデルを見つめる時の優しく純粋で、どこか悪戯っぽい視線は、ストレートな女性ですらドキッとさせられる魅力があった。
フランス映画らしいたっぷりとしたカットも心地良かった。

愛しているからこそ寂しさに耐えられない、愛しているからこそ裏切りを許せない。ただ、運命の人に出会うにはアデルはまだ若過ぎて、誤ちや愛の重さを知らなかった。
これは正真正銘の純愛映画だった。
ラブストーリーで思わず涙したのは何年ぶりだろう。
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