Chihiro

アデル、ブルーは熱い色のChihiroのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.0
口数が少なく、表情で魅せるアデルという人間。
思春期の複雑さをすごくうまく表現されている。
自分で自分が分からず、やっと見つけたかと思えば突き放される。
トマを好きになれない自分、変な夢を見た自分を何か欠けていると感じでしまう。

恋は性の垣根を超える

人生に偶然はない

気になった感情に任せて、ふらふらと想いのままに歩くのも心のままに生きていて良い。そういう時に自分のビビッとくる出会いがあったりする。

惹かれあう2人
初めてすれ違って、その人の夢を見る。なんて事ない夢でも、何故かそれが頭から離れない。寝る前に違うことを考えていても、その人が夢に出てくる。
深層心理は恐ろしい。

気付いてる自分と認めたくない自分。だけど抗えない気持ち。
嘘をついて隠す自分。本能でぶつかってくる気持ち。

時が経っても、死ぬまで想いを抱き続ける。だけど一緒にはいられない。その人との先はない。
観ていて自分をいつのまにか重ねてしまって、すごくすごく辛くなった。
Chihiro

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