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土竜の唄 潜入捜査官 REIJIのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

高橋のぼるによる漫画『土竜の唄』を実写映画化した本作は、麻薬の密売ルートを暴き、暴力団組織・数寄矢会の轟周宝会長を逮捕するため潜入捜査官として組織へ加入した、警視庁谷袋署の交番勤務の問題児・菊川玲二が、数寄矢会に渦巻く権力闘争や、日本最大の暴力団・蜂乃巣会との抗争に巻き込まれていく様を描いたものとなっているのだが、生田斗真、堤真一をはじめとした豪華キャスト陣の共演は魅力的で、それぞれが演じたキャラクターらもまた各々が個性的。そして彼らが織り成すユニークな掛け合い、体当たりな演技も面白く、問題児の菊川玲二による潜入捜査の様子も、とにかくバカバカしくてくだらないお笑い要素が随所に散りばめられていますし、本作は何も考えずに視聴のできる、気軽に楽しめる作品であることに間違いはないですね。冒頭の、車のボンネットに裸で縛り付けられた玲二の姿には笑わされましたし、菊川玲二の兄弟分となった日浦との熱い絆や蜂ノ巣会の猫沢との因縁の対決など、最後まで面白かった。谷袋署署長の酒見、潜入捜査官養成係の赤桐、麻薬取締官の福澄ら3人も味があって良かったですね。
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