ふゆふきうどん

嗤う分身のふゆふきうどんのレビュー・感想・評価

嗤う分身(2013年製作の映画)
5.0
とんでもないものを観てしまった
映画のストーリーを
ちゃんと理解したいと
伏線や真実を考えてみるが
心の底では理解しているような
不思議な気持ちになる
存在を認めてくれる人がいて
初めて自分の存在を確認できる
誰しもの悩みで、誰しもの希望だと思う

今なのか過去なのか未来なのか
わからない世界観も
映画の中では普通の世界で
オレンジジュースと間違えて
ウェイトレスが持ってきた
青いドリンクを躊躇なく飲む主人公の世界は確実に映画の世界に存在している
こんなにも画面の中の主人公の手を取って画面の外に連れ出したくなる映画はないと思う
観終わった後のなんとも言えない
気持ち悪さが
映画を観ることでしか体験できない独特な感情だと思う