嗤う分身の作品情報・感想・評価

「嗤う分身」に投稿された感想・評価

あかさ

あかさの感想・評価

2.0
一から十までとは言わんけど、6割くらいは説明してくれんと理解できん
竜平

竜平の感想・評価

3.2
ジェシー・アイゼンバーグ主演。存在感が極端に薄く要領もわるい青年サイモン。彼が働く会社に、ある日彼と瓜二つの青年ジェームズが入社してくることから巻き起こっていくトンデモ騒動。時にシュールに時にシリアスに描く不条理系スリラー。

状況説明もほぼないまま進んでいく序盤。よくわからない中でのセリフとか巻き起こる細かいトラブルとか、これがいちいちコミカルというかユニークというか。でそれを理解してるのかそれに翻弄されてるのか、一目では判断がつかないジェシー・アイゼンバーグの言葉や挙動にもまた混乱してくる。更に勤めてる会社が何をするとこなのかもチンプンカンプンだったりする、んだけどまぁここらへんは正直見ていくうちにどうでもよくなっていく、恐らく目的やら何やらはすべてメタファーとして使われてるだけであって、とくに気にしなくてもいいのかなと。そんな感じで初めの方はちょっと辛抱。不意に流れる日本の楽曲にニヤける。あと一瞬だけ出てくるサリー・ホーキンスよ。

で、どこか微笑ましいシュールなそれから、どんどん嫌な感じの、混沌とした方向へ。引っ込み思案で、自分のことを常に悲観的に見てる、というか悲観的にしか見れないみたいな人物特有の憂いと、それにとどまらず心臓をキュッと摘まれるような物悲しくて歯痒い人間模様になんとも見入ってしまう。ここらへんはアイゼンバーグがバツグンの演じ分けをしてたりして。終盤なんかは主人公の心情を思うと、クッソつらい。これがまた不条理なだけに、もう頭がおかしくなるってな話。そもそも不条理スリラー、具体性をあんまり出そうとしないのはもはや狙ってやってることだと思うし、ラストもそりゃそうなるよなと。こちらの解釈に任せるような感じ。上映時間が約90分。この短さじゃなかったら恐らく最後まで見れなかっただろうね。てなわけで久しく見るヘンテコ映画でしたチャンチャン。
yoko

yokoの感想・評価

3.6
これとドゥニヴィルヌーヴの複製された男はごっちゃになる。しかしいい加減ドゥニ氏の名前がすぐ出てこない。なんかいつもヴィルドヌーヴって覚えてしまう。ヴ系の音は記憶のハードルが高いのかもしれん。ちなみにヨルゴスランティモスもすぐ出てこない。山田とか田中とかなら覚えやすいのにな。せめてスミスとかマイケルだろう。いやでもシンプルすぎてもダメかもな。タランティーノなんてタランティーノて響きしか考えられない。タランティーノがマイケル・スミスみたいな名前なら絶対売れてないと思う。
ダイナソーjrのJマスキスがホームレス役で何故かちょこっと出演しているのだが(彼の音楽のファンだからわかったのだが)そうだ!またやつの顔でも見てやろうと思い返してずっと複製された男のほうを観ていた。Jマスキスは出演しないっていうのに。どちらかしか観てないなら双方観てみるのもオススメだ。殺伐でポップなギターロックが聴きたいならダイナソーjrがオススメだ。
Nn

Nnの感想・評価

3.9
昭和の全盛期の世にも奇妙な物語っぽさのある映像で面白かった
社会主義的な陰気臭さが満載って感じ
だけどテンポが良く、尺的にも見やすいのがかなり好感
シーンがどれも印象に残る、シンプルだけど雑多というか。

自分という存在が情けくて辛くてどうしようもなくてもこんな風に「対照実験」の結果をまざまざと見せつけられたら、どんな風に自分は行動するのか
双子とかこういう設定のものって最初協力しようとするけど絶対上手くいかないよね
普通にドストエフスキーを読みます!宣言しとく

この閉塞感でこのラストは意外だったかも
日本の歌謡曲がかかるのがテンションあがる
あとエンドロールは韓国語の歌?
ミア・ワシコウスカはこういう映画の空気感にマッチしすぎ〜!



なにがなんだか
分からなかったけど

面白いとは感じなかったな
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

4.7
求:解説
サイモンかと思い込んでいた人が実はジェームズだった気もして、何が何だか。

ノスタルジーを掻き立てられる美術がすき。
黴の生えそうな地下鉄で、サイモン(・ジェームズ)は「自分」を盗まれた。
やがて現れた鏡映しのジェームズ(・サイモン)は、赤い星となってサイモンや周囲の人々を懐柔し、侵食していく。
会社のポジションも、意中の同僚も、家族すら奪われてしまうサイモン。
社会的な死を宣告された彼は、錆びたナイフでゆっくりと切り離すように、「自分」を含む陰鬱な世界からの決別を目論むーー。

ドストエフスキー『分身』を翻案した本作は、時間軸が異常に捻じ曲がっているようだ。
朝が来ない、薄暗い夜の底がヌメヌメと鈍く輝きつづける世界観が気持ち悪くて気持ちいい。

現代のような近未来のような、はたまた過去のような。
閉塞感のあるミニマムな構成はカウリスマキからの影響だろうか。随所に挟まるドイツ表現主義やソ連映画のような不安定なカメラワークも良い。
『未来世紀ブラジル』(1985)を思わせるレトロフューチャーな画、歌謡曲がシュールさを強調する悪夢の中、観客は否応なく迷子にされる。

ジェシー・アイゼンバーグ、ミア・ワシコウスカはもちろん、脇を固めるキャストも皆、映画の雰囲気を体現している(たまに顔を出すJ・マスシス〜)。
誰も彼もがつまらない現実に失望を隠さない。なんとなく、世界の終わりにはこの映画のようなんじゃないかと思ったりした。
人の中に潜む二面性。
それぞれのコントロールが必要。
上を向いて歩こう。
小森

小森の感想・評価

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人間的成長をサスペンスとして描いたドラマ。いきなり坂本九掛かって驚いた。
ミアワシコウスカが可愛い。
Seven

Sevenの感想・評価

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がっつりドッペルゲンガーもの。
ライティングがめちゃくちゃよかった。冒頭の電車のシーン、四方から照らされて色んな面を見せる辺りから最高。
青の心象的な使い方も、絶妙なディストピア感漂う世界観も好き。
あるキャラが医者としても出てたけど、これはどう考えればいいんだろう…
最後のセリフ、特殊じゃなくてオリジナルでよかったんじゃないかな。
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