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嗤う分身のkaoripeaceのレビュー・感想・評価

嗤う分身(2013年製作の映画)
3.5
この薄暗く無機的な空気感、最初はものすごく違和感しかなくて変な世界に飛び込んじゃったなぁっていう気持ちでいっぱいでした。
でもどんどんのめり込む。
無機的に思えた世界観は実はとてもアナログで(不自然に閉まるエレベーターの扉とかw)闇夜に目がなれるように不思議と居心地が良くなってくる。
そして突然それは流れる。
昭和を彩る歌謡曲。
この監督の趣味嗜好がもんのすごっく炸裂してて好意を抱きました。

物語は難解。
主人公と全く同じ顔、同じ背格好に同じ背広姿。
違うのは自信に満ちた中身ととみんなからの絶大なる支持。
そんな男が現れてから元から薄い主人公の存在感が更に一層薄れていく。
最後、彼らはどうなったのか。
幾通りにも解釈できるラストで正直スッキリせんかったけど
私はハッピーエンドであると思いたい。