りさこ

インセプションのりさこのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.1
潜在意識(夢)に潜り込んで情報を抜き取るスパイのお話
中盤からずっとハラハラでした

渡辺謙のすごさを実感

夢に入り込むという(科学的な根拠を除けば)シンプルな話だけれど、夢には階層があり、階層ごとに時間の流れる速さが違うという設定が複雑性を作っていて面白かったです
構想が複雑だけど何か受け入れられるのは、普段夢を見ているときの感覚で共感する部分があるからだと思いました
(例えば夢を見ている体が浮くと夢の中の世界が無重力になるとかは似たような経験が皆あるのでは…?)

作中の「夢の中に10年もいたい?」というセリフに対して「居たくない😨怖い😨」と思った自分は生きるのに疲れているのか今の世界が幸せで他の世界にそんなに長くいたくないのか…
いろいろな理由があるけどゾッとするセリフでした

ReHacQというYouTubeチャンネルで成田悠輔さんが「夢よ夢 夢てふ夢は夢の夢 浮世は夢の 夢ならぬ夢」という作品へのコメントでこの映画の名前を出していて観ました
出した理由が少しわかる終わり方でした
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