Anne

インセプションのAnneのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

これは映画館で観たかった。インターステラーもそうだけど、クリストファー・ノーランの視覚的な表現力が圧倒的で、感動する。夢の多層構造なんて思いもつかなかったが、観てるこちらまで、現実か否か分からなくなりながらさ迷っているようで、本当に面白かった。各層については、それぞれ色調やライティングで区別できるようになっているから、そういう手がかりのバランスもいいから、ひとつに気を取られ過ぎずに観られように出来ていた。

撮影方法も面白くて、2層目での無重力状態のシーンなんて、いったいどうやって撮ってるんだ?と思い、観終わったすぐに調べてまった。これが想像していたものとは全然違った。可能な限り、実写撮影を重視していることで、あれだけのリアリティがあるんだから、本当に凄いと思う。

ラストについては、一体どっちなんだろうね?私はコマがカタカタなる音も聞こえたし、揺れていたから、コマは止まると思ったんだけど…。でも、コブが子供たちに会えたことが重要で、現実かどうかは関係ないのかもしれない。そもそもあのコマはコブの物?モルの物?
これは何周もしたくなる作品で、まんまとノーランの術中にはまってしまったようだ。

公開時は3Dは無かったのか気になって調べたら、ノーラン自身がオファーを断ったそうだ。理由としては、理由は市場に出回っている3D映画のクオリティーに満足していないからなんだそう。満足できるレベルの3D作品に仕上げるには、時間が足りなかったとも語っていた。
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