Shelby

インセプションのShelbyのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
3.6
SF映画の中でも有名でよく名前が挙がっていたにも関わらずきちんと鑑賞できていなかった今作品。さすがはメメントの監督クリストファー・ノーラン。常人には思い付かない発想と、複雑な仕掛けに考えれば考えるだけ深みにハマってしまう作品構成。最後のシーンでトーテムのコマを回し現実か夢の中か判別する場面では様々な考察が行き交っている様子。

個人的には、結局コブの夢の中で幸せに暮らしている終わり方なのかと思ったが、現実派の意見が多いと知り驚き。
子供たちの服が記憶のものと違うことや、夢の中でしかしていなかったコブの薬指の指輪が存在していなかった点など様々な見方がある模様。作品を見返して確認する作業がまた更に違った作品の味わい方を教えてくれた。

これだけ観客に結末を投げる終わり方も、映画ファンの中で意見が飛び交うのを想定してたであろう監督の狙いなんだろうなあ。
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