公開時に映画館で鑑賞。豪華役者陣が気になって見直しました。ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、マリオン・コティヤールと、ノーラン組常連が勢揃い！
思えば初めて映画館で観たノーラン作品がこれでした。
改めて観るとすごい緊迫感。
夢ならではの衝撃映像と、夢なのに現実的な絵が怖い。そして煽りをかけるハンス・ジマーの音楽。
マリオン・コティヤール、色気たっぷりで素敵なのに出てくるたびに不穏な展開になるのが怖い。
レオナルド・ディカプリオ演じる主人公の情報が後出しで明かされるから、良い人なのかサイコパスなのかわからなくて怖い。（仲間がみんな巻き込まれて酷い目に遭ってるし！）
現実でも夢でもなかなか救われない主人公コブが切ない。
どんどん潜る夢の階層、途中からは誰の夢なのか追いかけるのが大変、「集合的無意識」という概念もあるくらいだし、もはや誰のものでもいいのかな。
アクションも凄い作品だけど、人間の深層意識の描き方が好き。夢の方が時間の流れが遅く、戻ると数分という逆浦島現象が新鮮に感じた。
ラストカットがやはり印象的！ ひさしぶりに見てもゾクッとしました。
