レオ

インセプションのレオのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.6
数年前地上波で観てとても面白く(テレビ放送版はお優しいことに今いる階層が字幕表記されていた)、最近になって『あの面白かった映画をまた観たい…!』と再鑑賞。

夢の中の話ですが、全然単純じゃありません。
共通の夢を見て相手の情報を抜き取ったり植え付けたり…でも相手もそれに備えて夢の中の訓練を受けてる、って発想が面白い!
夢の中だから自由になんでも出来るけど、相手にバレないよう夢を『設計』したり『偽造』したり、起きないように薬を『調合』したり…チーム制の組織ってとてもワクワクします。
そして何より映像がスゴいです。
夢だからこそありえない状況が起きる、その映像表現は感嘆もの!
(騙し絵の実体化なんてまさに不可能の実現!)
映像表現がとてもよく、物足りないぐらいだったので色々なシーンをもっと観たいと思ったほど。
夢の中に入ると時間が遅くすすむこと、上の階層の影響を受けること、全体的に難しいのですが身近な夢の話なので分からなくもなくこの理解出来るけど理解が難しい紙一重な感じがクセになります。

ストーリーは複雑ですが、置いてけぼりになるほど分からなくはなく色々な解釈も出来ますので是非何回も観たい作品です。
(何回も観るには長尺かもですが…)

また最後の終わり方は憎すぎます…結局夢なのか現実なのか…!!
レオ

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