メタモルフォーゼ

インセプションのメタモルフォーゼのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大学時代友達と見に行って圧倒されてエンドロール終わって明かりがついても友達と目を見合わせて立ち上がることが出来なかったの覚えてる
それくらい作品として、あらすじから構成、CGによる映像美、全てにおいて素晴らしい作品。
思わず拍手したくなるくらい。
気をぬく瞬間は全くなくあっという間だけど内容は濃く深い。
少し複雑だけど、頭が痛くなるほどではない。
最後のコマの解釈は人それぞれに委ねられているみたいだけど、私はコマがよろけた様な気がしたのでコブはあのまま現実世界で子ども達と幸せに暮らしたんだと信じてる。そう信じたい。

ただこの事に関して明言を避けているノーラン監督の言葉として以下のものがある。
『「最も重要なことはあのシーンでコブはコマを見ていないということだ。あの時彼はコマではなく子供たちを見つめていた。
コブはコマを捨てたということなんだ。」

現実なのか、夢の世界なのかという「自分の居場所」が重要なのではなく「自分が何をしたいか」という根源的な自己欲求こそが大切ということだろう。』

ノーラン監督の意図をふまえて、また何度でも見たい作品です。
メタモルフォーゼ

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