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アクト・オブ・キリングのNEWのレビュー・感想・評価

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)
3.8
設定がとんでもない。スプラッター映画は数あれど、結局は「役者」が演じている「嘘」なわけで、、でもこの映画では「本当に人を殺したことのある人間」が「実際にあった殺人」を演技する。つまり、役者が殺人者になるのではなく、殺人者が役者になる。完全に「逆」の構造。

内容は物語性がなく散文的で、それがむしろドキュメンタリーとしてのリアルさを物語っていた反面、非常にアーティスティックな側面もあり、器用貧乏な印象。

ラストシーンは、現インドネシア政府への痛烈な批判(監督の思惑)だと思う。
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