タマ

ルートヴィヒのタマのネタバレレビュー・内容・結末

ルートヴィヒ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

まず若ルートヴィヒが足長!となり、りんごにふふとなり(見事にフラグを仕込まれる)、あっという間にパパが死んでマントプレイPVが始まる。
あのマントの中に埋もれるところ、スヤってなりそう。基本寝るの好きそうなので親近感湧く。

若ルートヴィヒも老ルートヴィヒも終始色んな意味で痛く、共感性羞恥!となるも、とにかく映像や衣装が素晴らしいので見続ける。死んだ父親と添い寝するところの画が一番好き。この頃から寝方は変わらないまるまる族。

若ルートヴィヒが身長高いので弟君と並ぶと身長差あってとてもかわいい。弟君、まぁみんなやばいお家だとは知っているけど、一回期待はしたけどやっぱり駄目だった。…言っちゃったね!まぁ親戚だから許して。
シシィが自由になったのよ、っていうのでエリザベート の魂の自由が脳内に流れる。
ちゃんとデスクに愛犬とシシィの写真飾っててほっこりしました。ヴィッテルスヴァッハは頭はおかしくなるけど家族愛強めでいいね👍
弟君やシシィやママンとか途中退場組のその後が気になる。

ワーグナーも史実よりだいぶ美化されてるけど、息子問題はほんとにお前…って感じになった。ルートヴィヒにとっても芸術が最愛だし同じ穴の狢。たぶんもっと歳を取って色々勉強した後にワーグナーに会っていたら少しは違っていたかもしれない。
ローエングリンはお互いに自分を投影してるから互いの年齢に近い歌手がいい!ってなるんだな。きっと。

急にBLが始まって、ちょっとびっくりしたけど、これはファンタジー寄りの良い愛だ。
ふりふりなのは白鳥ってことなのかしら。
でも白鳥さん、2回めは助けに来てくれなかったね。自業自得だね。つらい。

結局、ずっーーーとパパが生きてた頃からのトラウマやコンプレックスを丁寧に丁寧に引き摺っているのがつらいです。
子供の頃、いつもお腹空いてたから、お腹いっぱい贅沢な甘いものしか食べません😤
弟君が石くれるの切ない。

後半の醜さが辛くなってくるので若ルートヴィヒをもっと見ていたかった感はある。
長めの映画なのだが、途中で幸せと不幸のアップダウン激しめなので飽きなかった。
でも凄い焦らすので最後はやっと…(よかったね)となる。ジェットコースターの下がってから上がる時のまだあるのか!!って感じです。もはや途中から薔薇の島が出てくる旅に死の島の絵を思い出すようになる。

でも若ルートヴィヒもっと見たかった。
タマ

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