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自由と壁とヒップホップのsのレビュー・感想・評価

自由と壁とヒップホップ(2008年製作の映画)
5.0
Demodemo Kyotoさんの上映会にて。

イスラエルの占領下で生きるパレスチナ人ラッパーたちのドキュメンタリー。
映像は20年前くらいのものでしたが
見ていて"この人達は今も生きているだろうか"と胸が痛くなりました。
難民キャンプを爆破させるイスラエル。"5秒の猶予"があったらしい。(なんなんそれ)
オリーブの木をブルドーザーでバキバキと掘り返す。


ラジオ出演のシーンでは
"政治的なラップ?"
に対して"もちろん政治的なラップだ。"
と言っていたのが印象的。

ラップもヒップホップ精神もかっこよかった。観る前はラッパーの男たちしか出てこないだろうと思ってたのですが
すみません、舐めていました。
フィメールラッパーも出てくるし
本当にかっこいい。本当に本当に。

2年前の投石で捕まってしまったラッパーの2人は1人は10年もの拘留がきまり、(銃声に向かって石を投げただけで)もう1人のラッパーは「人として扱われない
拷問にも慣れてしまった、植民地支配だからそういうこともある」と言っていて
本当に苦しかった。
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