あまのうずめ

エージェント:ライアンのあまのうずめのレビュー・感想・評価

エージェント:ライアン(2014年製作の映画)
3.0
ロンドンで経済学を学ぶライアンはテレビで9.11を知る。18ヶ月後ライアンは海兵隊員としてアフガニスタンに行き、搭乗したヘリが撃墜され大怪我をする。8ヶ月後松葉杖で歩けるまでに回復し医学生のキャシーがリハビリを担当。その姿を見つめる軍人の姿があった。


▶︎トム・クランシー原作の人気シリーズのリブート版をケネス・ブラナーが監督。トム・クランシーとケネス・ブラナーというので期待値が高かったせいもあってかガッカリしてしまった。それでもライアンの上司役のケヴィン・コスナー、ライアンの恋人役にキーラ・ナイトレイ、監督自身も出演と画面的には楽しめる作り。

ケネス・ブラナーはスパイモノには馴染まないと感じた。トム・クランシーが生んだライアンの物語ではあるが、この作品とトム・クランシーの直接の関係は無いだけあって杜撰な面が多々あるのは残念。

スピード感満載でスリリングな展開は楽しめ、ロシアが仕掛けるテロを防ぐライアンが急に逞しくなる過程はカッコ良く、アクションと策略が楽しめ支える上司と恋人の活躍も見所の一つとなっている。

ライアンを使われたトム・クランシーはどう思うのか気になったのと、何度も言うがケネス・ブラナーはエージェントものに触らない方が良かったかなと思わされた作品。