ヤックル

パラダイス 神のヤックルのレビュー・感想・評価

パラダイス 神(2012年製作の映画)
5.0
オーストリアの監督、ウルリッヒ・ザイドルによる、パラダイス三部作の一本。
キリストを過剰に信仰するカトリック女性を描く。
三部作の中ではこれが圧倒的に面白かったです。
だってこの作品の主人公が一番純粋で一番狂ってたもん。
こう言う狂ってる映画大好き。

彼女の良かれと思ってることが他人には迷惑にしかなってないことに、気付いてすらいないと言う滑稽さを悪意たっぷりに描いてて最高だった。
で、あの最高にえげつないラストに震えましたね。こう言うことは誰にでもありえる、本当に恐ろしい映画だと思いました。傑作。

あと印象に残ってるのは、主人公が所属している協会の左二段目にいる若い女性。演技かマジもんかわからんけど、めちゃめちゃインパクトあった。
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