だいず

トム・アット・ザ・ファームのだいずのレビュー・感想・評価

4.6
ドランによるサスペンスを模した巧妙な「世界の田舎」アメリカの批判映画。
村社会の家族を舞台に描かれる暴力と洗脳に至る道は、アメリカの戦争と独善的グローバリゼーションを強要する思想の根幹であるとして、メタフォリックにその狂気を描き出すドランさんのテクニックに脱帽。