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マチェーテ・キルズのtheocatsのレビュー・感想・評価

マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)
1.0
有名スター起用悪のり映画、しかし笑えず

キャストがある程度豪華なのは最初の段階で判明、なのに悪ふざけの度が過ぎることも誰でも感じえる。
つまりは意図的に豪華B級狙いとしたいやらしく気持ち悪い映画。

序盤の「3Dカメラをご用意ください!」SEXシーンは思わず吹き出してしまったが、本当にそれだけで後は思考機能を損なうかのようなあまりの下らなさに脳の血流悪化で極度の睡魔に襲われる始末。「死霊の盆踊り」級の昏睡映画と認定。

制作者が真実何を意図したか私には分からない。単にアメリカ-メキシコ問題を茶化したかったのか、実は巨悪組織が何らかのメッセージを込めた作品なのか、客を催眠術にかけて何か悪をなさしめようとしているのか(笑

評価に値しない非情に悪い作品 マイナス五つ星


※死霊の盆踊りは映画「エド・ウッド」によればあくまで真摯な低級作品とのことだが(それに釣られて見たら見事な”昏倒作品”だったわけだ)、本作は余裕こいた人間どもの愛するべき点が一つも見当たらない「ニヤリとした悪い意図のみが随所から漂ってくるような腐臭映画」という点で大きく違う。
似たような映画として「マーズアタック」もそうだったかもしれないが、本作はもっと悪い。

012006
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