尿道流れ者

ドラッグ・ウォー 毒戦の尿道流れ者のレビュー・感想・評価

ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)
4.2
オープニングで運転する男が左にゲロを吐きながら左折するというゲロで舵を取る姿勢に洗練された何かを感じて、これがジョニー・トー映画なのかと興奮しながら童貞を散らした。

共感や感情移入をさせないくらいドライでクールな展開は素晴らしい。ドラマではなく壮絶な記録といった感じの肉を削ぎ落とした映画。物語の進行はとてもスピーディーで銃撃戦も冷淡なほどあっさりと進む。
主役の警部の人の演技がとても凄くて、ケビン・スペイシーばりの怪演で怖い。
銃撃戦は全部見どころで、聾唖兄弟の完璧なコンビネーションや警部のトランクを盾に乗り突き進む姿は最高に上がるシーン。

とっても面白かった。