知的障害を持つ父ヨング（リュ・スンリョン）と６才の娘イェスン（カル・ソウォン）が仲良く暮らしていたのですが、ヨングが幼児殺害で逮捕され冤罪なのに死刑判決をうけてしまいます。塀の中で娘を想う父と寂しさに耐える娘と7番房の囚人達との愛と優しさを描いたストーリーです。
この映画の良いところは警察の怠慢さや法廷をクローズアップした映画ではなく、親子愛、7番房の囚人達との絆を描いた映画だった所です。
知的障害を持つヨングが別れ別れになった娘イェスンに再会することを望む姿を見て、そんな彼の望みを叶えるべく生活を共にする7番房の囚人達が奮闘します。
ヤクザや詐欺師などで逮捕された7番房の囚人達が協力し合い娘のイェスンに会わせようとする姿がとても微笑ましく涙あり、笑いありの映画でした。
中盤からラストまで涙が止まらない映画は久しく観ていないような気がします。
決してシーン全てが暗くならなかったのは主人公のヨングの優しさと同じく7番房で過ごす優しい仲間達、娘イェスンの可愛くって愛らしい演技によるものだと思います。
ヨングとイェスンと7番房の囚人達と一緒に過ごす日々がいとおしく永遠に続いて欲しいと思いました。
子供を亡くした課長さんが味方になってくれるシーンも素敵でした。
こんなに泣ける親子愛の映画はないのではと思うくらいラストは嗚咽して泣きました😭
ヨング役をやられたリュ・スンリョンさんはこの間、「七年の夜」を観たばかりで役者さんとしてはそこまで注目していなかったのですが、この映画を観て知的障害者役を見事に演じられていて素晴らしい俳優さんだと感じました👏
娘イェスン役のカル・ソウォンちゃんの可愛いさにもうメロメロになってしまうくらい演技が上手で涙💧をポロポロ出すシーンでは観ている私まで自然に涙💧が出てしまいました。韓国の子役の質の良さは素晴らしいと思います👏
7番房の囚人達皆さんどの俳優さんも素晴らしい演技でした。
パク・シネさんはやっぱり美しく凛とした演技が素晴らしかったです。
ラストでの雪のシーンにジーンときてしまいました。
心の底から観て良かった💖と思える映画で何でもっと早く見なかったんだろうと後悔した映画でした。 切なく悲しいシーンもありますが、ものすごくあったかい気持ちになる映画なのでおすすめ。
