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7番房の奇跡のkaitomoのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.1
幼い娘を持つ知的障害者が無実の罪で捕まり、警察や刑務官や囚人から暴力を振るわれるという立ち上がり。
ゴリゴリのしんどいシリアスドラマかと思い身構えるも、この親子の善良さに皆が味方になっていくというほっこりドタバタコメディの要素が多いので中盤は割と穏やかな気持ちで観ていられる。房の仲間だけでなく面会室でニコニコしてる看守が地味ながら凄く良い味出してる。
ちょっと皆チョロすぎでないか?と思わなくもないが、後半の残酷すぎる展開を考えればバランスは取れているとも言える。
終盤、あからさまな泣かせタイムを感じてしまいもしたが、良い作品だった。メインだけでなく、チョン・マンシク、オ・ダルス、パク・シネと、脇を固める素晴らしい役者も盛り上げていた。
母親の話に誰も触れず、完全に謎になってるのは違和感強いが。
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