やまざき

7番房の奇跡のやまざきのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

最悪、感動通り越して辛すぎる
感動もあったけどそれを超す辛さということです。

映画、作品としてはとても良くて、7番房の人たちみんな優しくて、最初に出てきた人たちがそうなんだって結びついて嬉しくて、でも彼はもうそこにいないということも同時に確認させられて悲しくて、たくさん色々なことがあって、たくさん練習して、希望が見えていて、それなのに

最悪 現実にはほぼ起こり得ないことだし、ゴリゴリフィクションなのすんごいわかる、別にリアルなわけでは決してない、だけど本当に腹が立つ 胸糞が悪い もう冒頭の裁判が始まるシーンくらいまでしか見られる気がしない
結局誰も彼に謝っていない

シザーハンズみたいな胸糞の悪さ
主人公の純粋無垢さもまさにそう
今回はたくさんの味方がいてよかった、でもだからこそそういう人たちを信じて無実を訴えて欲しかった、そういう発想がないと分かっていてああいうことをするのがとても胸糞悪かった

フィクションだってわかってるのに、だからこそ本当に胸糞悪い

感動するけどもう見られないな多分、幸せで楽しいシーンも結末を意識して幸せに見られない。
100%善意の心しかなかった天使をぐちゃぐちゃにして終わらせたくせに、誰も謝らないのがただただ悔しかった

なんか最近あまりに救われない結末の映画が観れなくなってきたな