裸のいとこのtheocatsのレビュー・感想・評価

巨額借金苦に陥った若手実業家が、東日本大震災原発事故後の故郷・福島へ密かに逃亡し隠棲。
そこでの地元民や親せき・従妹たちとの様々なドラマが描かれる。

個人的眼目点は大鶴義丹監督の手腕。どういった作風を見せるのか興味津々だったが、良いとも悪いとも言い難い仕上がり具合ながら、ちょっとした新風が感じられたのでまずまずの視聴感。

２０１３年作ということで大津波と原発事故後の傷跡も生々しい場面があり、沈痛な感慨を抱きながらありがたく視聴させてもらった。