ながの

蜩ノ記のながののレビュー・感想・評価

蜩ノ記(2013年製作の映画)
4.0
お家のために武士として死を受け入れた男の話。

静の時代劇。
静かに、淡々と、最期の日までのひぐらしのような日々を描いていくという感じ。
派手な殺陣はないし、悪党に対する派手な粛正も無し。
なんというかひたすら淡い。
でも、そこもまた時代劇という感じでグッと来る。

景色の綺麗さとか、所作の美しさで鑑賞してるこっちを引きつけてくれる。
映画テンポは正直いいとは言い難いけど、展開の早さで見せる映画ではないのでこれはこれで良し!

殺陣はほとんどないのに、立ち姿だけで強者のオーラを出しまくる岡田准一やっぱりいいな。
でもって、役所広司。
汚いおっさんから高潔な武士まで、本当になんでもできるお人ですよ!

エッチなシーンは無し。

2024年65本目
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